四国朝鮮初中級学校蹴球部

四国朝鮮初中級学校蹴球部

2012年12月27日木曜日

中級部ピンナラ杯2012

メリークリスマス!世間が楽しく聖なる夜を過ごしている最中、我が広島選抜(四国、岡山、広島合同チーム)は24~26日にかけてピンナラ杯に参加しました。

今回の日程は以下の通りでした。 

12/24  トレーニングマッチ < vs 京都外大西(高1)、中京中等学校(South Korea)>

12/25  予選リーグ <vs ハジャス、美作>

12/25  3位リーグ <vs 岡山トレセン、 備中トレセン>

合間にB戦

―試合風景

24日  vs京都外大西 0-3 (敗) vs 中京(0-5)








25日 

       ハジャス 0-2  
           B戦 0-4 
  B戦 vsハジャス 0-12
                美作  1-7

              




26日

   岡山トレセン0-2
        B戦0-8
   備中トレセン0-10




今回、結果は全敗に終わりましたが選手そしてチームの成長が随所に見られました。
A戦にはウリハッキョからプ・チスとんむとクォン・テサとんむ(共に1年)が主に出場しました。B戦にはリ・チャンウ、パク・チャンホ(2年)、キン・リュウ(1年)とんむが出場しました。3年のリ・ユラとんむはB戦の補助で出場しました。みんなそれぞれ大きな手ごたえをつかんで帰ることができました。なので冬休みの過ごし方次第で今後大きく成長すると確信しております。乾貴士選手(ドイツ:フランクフルト)が学生時代、11時間ドリブル練習したのならうちは12時間だ、という姿勢でがんばっていきましょう。

2012年12月25日火曜日

ピンナラ杯ジュニア!2012!


12月22日~23日にかけて、岡山県にてピンナラ杯ジュニアが行われました!

岡山・四国合同チームは、5年生の部3年生の部に出場しました。


22日は終業式が終わるとすぐに出発し、なんとか1試合目の途中から出場できました。


瀬戸大橋をバックに撮りました。
ついにこの子たちの時代が始まりました。みんな今大会を楽しみにしていました。
左からコ キョンバン(4年)、コ ムバン(2年)、パク ヨンシム(3年)です!
ムバンは今回が初めての遠征でした!


結果です。

ー5年生の部ー

初日目
対 鴎州  1-2
対 真備  0-0
対 センアーノ  0-2

初日目:2敗1分 4位リーグ

二日目
対 OFK 1-0
対 陸南 0-1
対 リトルティット 1-1(PK 1-2)

二日目:1勝2敗

4部の4位でした。

ー3年生の部ー

初日目
対 オオタFC 0-2
対 ローザス 0-11
対 浦安   1-3
対 神村   1-6

初日目:4戦全敗

二日目
対 総社 1-11
対 井原 0-5
対 フトゥーロ 1-12

全チーム中 最下位でした。

コ キョンバン:6年生がいない中で、さらには四国で唯一のAチームという中で戦いました。
自分は見ていて自立心責任感が育ってきていると感じました。非常に素直で真面目なキョンバンです。この子は日本学校との練習、日本クラブとの練習、岡山ハッキョとの練習、どこに行っても姿勢が変わらず一生懸命です。しかし、まだ4年生です。もっともっとチュックの楽しさを感じさせながら、責任感も与えていこうと思います。しかし、過度な責任感を与えると、この子の良さが消えてしまうので、そこに気を付けようと思います。

パク ヨンシム3年生の中でも頑張って走ってました。まだまだ身体能力が低く、ついて行けないとこがあるので、色んな運動を楽しくさせたら伸びると思います。全体的な「力」を向上させなくてはいけません。

コ ムバン今大会が初めての大会参加になりました。行きから帰りまで常にワクワクし、新しい楽しみを知ったかなと思います。そして試合を経験したことで、これからの練習の目的意識が変わると思います。来年は同じ2年生と試合を出来るという楽しみが増えますが、今度は競争心を強く持って戦えるようにならなくてはなりません。

今大会もっとも特徴的なのは、岡山・四国合同チームとしては初めて5年生以下で出場した大会だということです。
さらに今年最後の大会だということです。
そんな中で試合を行いましたが、もっと「自分たちの時代なんだ!」、「自分たちがするんだ!」という気持ちでしなくてはいけないと感じました。
それは試合中はもちろん、生活面でもそうです。
もう6年生は助けてくれません。今まで6年生に助けられてきた事を、5年生、4年生は感じているかもしれません。
特に四国ハッキョは5年生もいない中で、いかに自立出来るかということに重点が置かれます。
そう考えると、まだまだ規律問題常識問題で課題が多いです。
その課題を他人よりも先に自ら克服していくことが、誰よりも目立つとか、他人よりも前に行く強さを育てると思います。
自分は、これからこの子たちの中で誰が頭角を現し、新しい時代をけん引していくのか、非常に楽しみでなりません。
これから四国ハッキョの子たちには、こんな課題を与えて、少数精鋭に育てようと思います。


自分が学生の時からピンナラ杯があります。
自分も参加して大きく成長できた大会に、今度は自分の学生たちが挑むのを見ると、大会のために尽力なさっている方々に感謝の気持ちでいっぱいになります。

今大会のために尽力なさっているリ ウンヒ先生、
今回は四国の学生に幇助も下さり、本当にコマッスンミダ!
そして四国の学生を3人も泊めて下さり、可愛がって下さった
岡山小5 ソン ヤンフントンムのアボジ(孫 弘圭アボジ)、オモニ(李 清美オモニ)。
本当にコマッスンミダ!帰りのバスの中で、学生たちがホームステイの話を楽しくしてくれました!

今年はこれで最後の大会です。
今年1年間、色んな大会や練習試合、合同練習に参加し、学生たちに色々な経験をさせられたのは、
何よりも四国ハッキョ初級部チュック部の学父母の方々のおかげです。
四国ハッキョのアボジ、オモニの方々、今年1年間、本当にコマッスンミダ!!
自分はまだまだ未熟者で理想には程遠いですが、来年も学生たちと共に頑張っていきますので、よろしくお願いします。


2012年12月19日水曜日

試験後初練習

遅れましたが、今日から中級部もブログ更新します。



まず中級部は右から 3年生 リ・ユラ 2年 パク・チャンホ、 リ・チャンウ 1年 キン・リュウ、 プ・チス、 クォン・テサの6人です。

目の前の目標は広島学区選抜のレギュラー獲得、そして主力(エース)になること。そのために今年はより「個」の能力や自主性の強化に取り組んでいます。たとえば一般に4対2のパス回しは遊び感覚で軽い運動なんですが、うちではこれをディフェンスが100%で追うことにより攻撃4人もダイレクトか、2タッチか、それともフェイントかけようか、と自ずと考えるようになります。
与えられた練習を自分たちでレベルを上げる、これこそが真のレベルアップにつながるとおもいます。


今日は試験期間で2~3週間トレーニングできなかったので(寄宿生は体幹鍛えましたが・・ほぐしを中心にしました。体をほぐす前にチャンウとんむで緊張をほぐしました。
 
練習は総合公園で行いました。
メニューは以下の通り ① クロスカントリー
               ② 階段ダッシュ
               ③ ステップワーク
               ④ ボールタッチ
               ⑤ パス回し
 
―練習風景
 
 
①クロスカントリー
 
 






 
このトレーニングは舗装された硬いアスファルトではなくでこぼこの芝の上を楽しく走ることにより成長期、とくにオスグットや腰痛の学生にやさしく尚且つバランスを鍛えれます。サッカーの基本はバランスだと信じてます。
 
 
② 階段ダッシュ
 

 
階段が短い!甘い!という声が聞こえてきそうです。これはあえて短い距離の階段を選びました。いつもは神社の長い長い階段で精神力を鍛えているのですが、学生にこの階段ならどう?と問いかけると「こんくらいならダッシュでいけますよ。」と答えました。そうです、この短い階段のねらいは選手の最大速度を導き出すための距離なんです。そうすると選手も有酸素と無酸素のメリハリをつけて走れます。それともう一つは「いつも長い階段走ってるんだから、こんなの余裕」という自信をもって練習に打ち込めるというねらいです。

③ ステップワーク


倒しちゃった!ドンマイ!
サッカーはステップが命。

④ ボールタッチ&パス回し

 





テサとんむはリフティング1000回はあっさりしちゃいます。今後メッシになるのかな・・


リフティングしてジンガしました。
ジンガとはリズムにのって足元でボールをぐるぐるぐるぐる扱う遊びです。ユラとんむ、タッチは悪くないですよ、自信もって。リュウとんむもだいぶうまくなりました。チスとんむはドリブル時の重心が低く、なかなか奪われにくいです。さすがAチーム。
 
 
 

 最後は手をつないで5対1をしました。10回まわせばOK。回された鬼は罰ゲーム。

ただ単にパスするだけでは勿論つなげません。ところが今日びっくりしたとゆうか感動しました。なんと選手がどうすれば回るか意見を出し合い、挑戦し、なんと10回まわしました。これこそ私が求める選手たちが自主的にレベルをあげる選手主動のソジョです。
これがこれからもほかのトレーニングでも見れればいいですが。


 
あいにくまわされたリュウとんむは休憩所まわりをぐるぐる5周。足、速くなりました?
 
 
これがきょうの練習。自分たちが楽しんで真剣にやってたのでどこか成長したように思えました。
あとは家でいっぱい食べてよく寝る。あとストレッチ。
 
「食べなきゃうまくならない。」は理にかなってるとおもいます。 それはトレーニングは想像以上激しく少量の食事では補えないのです。たとえば筋トレすると筋肉は破壊され、そこに栄養を与えるとその衝撃に対応した強い筋肉ができるのです。(超回復)なのでたくさん食べて栄養を与えないと破壊の繰り返しで伸び悩んでしまいます。なので食事も練習のうちと思っていっぱい食べましょう。
 
と、今日は練習風景をあげてみました。
 
 
初回なんで長くなりましたがこれからも中級部ブログを更新しますので、よろしくお願いします。
 
次回はおそらく24~26日に行われるピンナラ杯の試合風景です。
 


2012年12月3日月曜日

朝銀カップ2012 中四国・九州地方初級部サッカー大会


2012年12月1日(土)~2日(日)にかけて、福岡にて、朝銀カップ2012 中四国・九州地方初級部サッカー大会が行われました。

今回は福岡朝鮮初級学校が主催の大会となりました。

岡山・四国合同チームの今大会の目標は、決勝で岡山・四国A 対 Bの実現と、広島の6連覇を阻止し、岡山・四国が優勝トロフィーを勝ち取る事でした。

岡山・四国合同チームは、本選にAチームBチーム、育成にCチームが出場しました。


すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、今大会の優勝は広島朝鮮でした。
そして、準優勝は福岡朝鮮です。

岡山朝鮮A3位という結果でした。

今大会は選手、指導者共に、本当に悔しい思いをした、深い勉強をした、そんな大会でした。

それでは試合結果です。

Aチーム

ー予選
対 福岡朝鮮  (1-2)リ チャンス
対 広島朝鮮B (6-0)リ チャンス、チェ ユリョン、ウン スンテ2、ソン ヤンフン2

ー決勝トーナメント
準決勝    対 広島朝鮮A   (1-3)キン チャンス
3位決定戦 対 北九州・山口A (2-0)キン チャンス、リ チャンス

本選:3位

Bチーム
ー予選
対 北九州・山口A (0-2)
対 広島A      (1-3)● 得点:コ キョンバン

5・6位決定戦 対 広島B (0-1)

本選:6位

Cチーム(育成)
ー予選
対 北九州・山口B (2-0)
対 広島C      (

ー決勝トーナメント
対 北九州・山口(0-1)

結果:育成3位

まずは、写真をご覧ください。

移動時の写真です。八幡浜(三崎港)まで車で行きました。

大分(佐賀関港)までフェリーで行きました。

ついに開幕しました。開会式です。風が強く、寒かったです。



 
 岡山・四国Aの、対 福岡戦です。
岡山・四国Bの、対 広島A戦です。写真は、6年生を相手に果敢にドリブル勝負を繰り返し、自らPKを獲得し、1点を決めた、コ キョンバン(四国4年生)トンムです。

育成大会に参加した、岡山・四国C(3、4年生)です。日常生活にかなり問題ありですが・・・試合はみんなが必死に一生懸命戦っていました!!

今大会は初日目にPK大会がありました。岡山・四国合同チームの最高成績は、岡山・四国Bの準優勝でした。(キョンセの写真を撮れていません。ミアナンミダ。)



そして今大会の昼食は、主催の福岡朝鮮初級学校が準備して下さいました。
初日目は焼き肉弁当、二日目はピビンバを美味しくいただきました。
本当に美味しかったです!コマッスンミダ!!





さらに福岡ハッキョのオモニの方々が、遠くから来ている岡山・四国の学生たちのために、おにぎりを準備して下さいました。帰りにお腹をすかせた学生たちが美味しくいただきました、福岡ハッキョのオモニの方々、本当にコマッスンミダ!!


そして今大会も遠く福岡にお越し下さり、学生たちのために、チームのために熱い声援を送り、食事や生活面でたくさんのご協力をいただきました、岡山・四国ハッキョの学父母の方々

毎回、本当に助かります。コマッスンミダ!
同時に、理想通りの結果を出せずに、大変、申し訳なく思っております。

ー総括
今大会こそはと、優勝を目指して戦いましたが、岡山・四国A,B共に、目標を達成する事ができませんでした。
全体的に言えるのは、他のチームと比べると戦う姿勢を強く持つ選手が足りなかったと思います。 特に、6年生の覚悟と、4、5年生の覚悟に差がありました。負けたら終わりのトーナメントでは特に、戦えるかどうかが勝敗を大きく左右すると思います。
自分は今回、Bチームを率いたのですが、その精神的な面で他チームと差があったと思います。
実際、広島Aを追い込んだ2試合目の彼らの姿と、1試合目の彼らの姿は、まったく別のチームでした。その様に選手たちを盛りたててあげれなかった自分の責任も感じています。
そして今大会は四国からは優秀選手を推薦しませんでした。
もちろん試合に出場して活躍していない事もありますが、それが推薦しなかった理由ではありません。大会中、そして今までの過程を考えても、必死さや緊張感、それから生まれてくる努力など、何をとっても優秀選手には値しないと判断しました。
Bチームでは、Aから落ちた悔しさを持ち、プライドを捨ててでも必死に頑張る姿を目指しました。
Bの目標はAに打ち勝つ事でしたが、みなの気持ちに温度差があり、広島B(3,4年生チーム)にも敗れてしまいました。
四国ハッキョの6年生にとっては、悔しさだけが残る大会になったと思います。
しかし、こんな経験をまた忘れて行くのではなく、これからの自分の人生に繋げていけたらと思います。また、一から頑張りましょう!!

最後に、今大会もたくさんの応援、本当にコマッスンミダ!
今大会の主催である福岡朝鮮初級学校の関係者の方々、影から大会を支えてくださった福岡KOREA蹴球団の方々、そして今大会よりメインスポンサーとなり、大会のさらなる発展に尽力して下さった、朝銀西信用組合の方々、本当にコマッスンミダ。

来年こそは岡山・四国が優勝を成し遂げられるように、また一から頑張ります!
これからもたくさんの応援をよろしくお願いします。