四国朝鮮初中級学校蹴球部

四国朝鮮初中級学校蹴球部

2013年2月26日火曜日

四国・岡山合同チーム、6年生最終試合。


2月23日、土曜日。
愛媛県東温市にある川内運動場にて、四国・岡山合同チーム・6年生最終試合が行われました!!
今日は天候にも恵まれ、最高のサッカー日和となりました。(四国の同胞の方々は、晴れ男・晴れ女が多いです)
今日の試合は、今年の6年生の最後の試合という事で、たくさんの応援、パンジョをいただきました!そして、熱い声援は天にまで届く勢いで、学生たちの気持ちも熱くなったと思います。さすがはコマチュック応援賞・・・。

応援に駆けつけて下さった皆様、本当にコマッスンミダ!!


まずは結果です。

1試合目:四国岡山B 2-4  (ソン ヤンフン、ピョン キガン)
2試合目:四国岡山A 0-2
3試合目:四国岡山B 0-0
4試合目:四国岡山A 1-10  (ハ ユフィ)


今回の最終試合のために、ご協力して下さったのは、トレーフルの皆様でした。
非常に技術が高く、重信を活動拠点としているチームです。
谷口先生、たくさんのご協力、本当に感謝しております。
また機会があれば、ぜひ、試合をよろしくお願いします。

四国岡山・トレーフル共に撮りました!

総 括

今回は6年生を主として試合を見たのですが、4,5年生チームも気持ちを込めて頑張っていました。
特にヨンシムは3年生ながら、6年生を相手によく戦っていました。
学校でも、「最近、ヨンシムが少し男らしくなった」と聞くように、1年間でヒョンニンたちに付いて行きながら、たくさんの事を見て、感じた様です。
闘うと言う事を、少しずつ分かってきているなと、その姿勢を見て思いました。

キョンバンは技術も伸びて、試合中にもボールを触る時間や回数が増えています。
しかし・・・いつも惜しいと思う事が多いので、もっとサッカーを勉強して、勝負強さを付けていこうと思います。 来年度は主将を任され、重圧がかなり増えてくると思います。
しかし、それに屈する事なく、引き続き、素直に受け入れて行動に移すという良い点を伸ばしていこうと思います。

6年生

この試合が最後の試合となりました。 こんなにたくさんの応援・愛情の中で最終戦を戦う選手たちを見て、人数が少ない事など小さな事で、幸せ者だと思いました。
そんな彼らと歩んだ1年間でしたが、今思えば、常に辛い事と並走していました。
それは四国・岡山合同チームの中で、試合に出れるか否か、という事です。
勝負は実力の世界。強い者が勝ち、弱い者は敗れます。そんな事を思えばかならず、中四国・九州サッカー大会を思い出し、胸が痛いです。
6年生3人が全員試合に出て、決勝の舞台で戦う。そして、優勝トロフィーを勝ち取り、四国に持って帰ると言う夢を叶えてあげれず、本当に1年間、辛い思いをたくさんさせた自分の責任を感じます。
自分が6年生の時に出来た事、頑張れば誰だって出来るし、この子たちなら絶対に出来ると思っていました。しかし、あの過程を今考えると非常に未熟で、彼らを輝かせてあげるという情熱・実力・指導力・教養力・・・すべてが先輩教員たちに遠く及んでいませんでした。
彼らの思いをもっと追究して、もっとサポートして、もっと深く追い込む事をできず、不完全燃焼で大会を終えました。
しかし、彼らは僕を見てくれます。素直な目で、心で話を聞いてくれます。今回の試合は、中四国・九州大会で出来なかった、「感謝の気持ちを行動で伝える」という事を少しでも成し遂げたかった試合でした。
練習過程は厳しかったです。 四国・岡山共に、学芸会の準備と重なっていたので、部活時間も短く、体調を崩す学生もいました。
そんな中でも、この試合で<感謝の気持ち>を届けるというテーマを掲げ、そのために100パーセントの準備をすることを目標にしました。
しかし・・・それでも学生たちはなかなか変わりません。 最後だという実感がまだ無いのです。
なので、火曜日にしているウリ中学生との勝負では、指導者の自分からドロドロになりました。本当にドロドロです、教員室入れません。着替えありません。
そうして闘うという事を見本で示すと、やはり学生たちは付いてきます。
主将のキョンセから、ヒョンジン、キョンバンと・・・。そして、おとなしいリョンジンも中学生を怖がらずに当たり、センタリングではギリギリ届くかどうかのボールに飛び込んで行きました。1年前と比べるとまるで別人です。
そんなヒョンニンたちを見て、今度は低学年も必死になって練習していました。
こうして準備したから、試合後には涙も見せるし、素直に感謝の気持ちも言えるのだと思います。
相手はうまいですが、みんな必死になってボールに食らいついていました。
そんな彼らを見て、ウリ学生たちの可能性は無限大だと実感しました。同時に、それを引き出せない未熟さも感じました。

しかし、そんな彼らに慰めの言葉をかけるつもりはありません。
最後の試合で、四国6年生で点を取ってくるのかと思えば、そうでもない。1年間、努力努力と彼らに言い聞かせましたが、まだまだ学校生活にも隙があり、自分の甘さに厳しくなく、妥協している姿も見えます。
これから中学生になると、もっと辛い事や難しい事と直面するでしょう。 しかし、その何倍もの楽しさ、嬉しさ、感動を感じる事でしょう。
6年生時に習った事、感じた事を毎朝、毎晩、自問自答しながら、小学生の時とは格段に違う1日を過ごしてくれたらと思います。
これからもサッカーを通した、しっかりとした人間形成を目指し、広島朝高に送れたらと思います。


6年生!コマチュック1部、チュッカ!!
これからもファイティン!!!


最後に、1年間たくさんのご協力、助言を下さった学父母ヨロブン。
ハッキョのため、学生のためにご協力下さり、本当にコマッスンミダ!!
これからもたくさんのご協力をお願いすると思いますが、その熱い情熱で見守ってくれたらと思います。
1年間、本当にコマッスンミダ。

試合前です。
 
今日のメンバーです。
 
ホ ジョンヨン先生との最後の写真です。本当にお世話になりました!
 

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